頭がごちゃごちゃしているので、記事をミーア編とそれ以外に分けて書くことにします。
ミーアが死んでしまったのが、ものすごくショックだったんです。
確かに彼女が登場したその瞬間から、この子は生き残らないだろうなぁと覚悟はしていたのですが。
やっぱり最後まで、生き残ってほしいと思ってはいました。
一つだけ救いだったのは、ミーアが死んだ回の脚本が、ステラが死んだ回に比べればはるかにまともだったことでしょうか。
色々と思うところはあるんです。
でもそのあたりは次の記事にまわすことにして、今回はミーア追悼記事として書いていきたいと思います。








・静かな夜にを歌うミーア
放心したように歌うミーアが哀しかったです。
議長の側を離れてから、ずっとこうして過ごしていたのでしょうか。
何を思って、歌っていたのでしょうか。
静かなこの夜にあなたを待ってるの彼女が待っていたのは誰だったんでしょうね。
議長かもしれない、アスランかもしれない、他の誰かかもしれない。
だけど、ミーアが一番待っていたのは、ラクスなのかなと思います。
己がそうありたいと願ったものだから。
あのとき忘れた微笑みをとりにきて多分この歌詞はミーア自身に向くのではないでしょうか。
かつて、明るく優しい笑顔で笑っていたミーア自身の微笑をと。
あれから少しだけ時間が過ぎて思い出が優しくなったねラクスとしてではなく、ミーアとして過ごした時間の思い出。
死に際に思い出してみれば、そんなに悪いものではなかったのではないでしょうか。
そのときまでは、そう思えなかったとしても。
・必要とされたい
君の働きには感謝しているそうよ、だって私。あれはみんな私だもん。あの人じゃない。私がやったんだもん。議長は必要としてくれた。
そして多くの人も、ラクスを演じたミーアを必要としてくれた。
「本物のラクス」ではなく、「ラクスを演じるミーア」が必要とされる理由がほしいのでしょうね。
ラクスを演じ、怒れる民衆を静めたこと。
軍人の慰問をしたこと。
それをしたのはラクスではなくミーアだから。
人々が必要としているのはラクスではなくミーアだと、無理にでも思いたいのでしょう。
そうなればいずれ君だって殺される。
そんなはずない。そんなこと、絶対!ミーアにとって、必要とされなくなるということは死ぬことと同義。
だからこそ、殺されるかもしれないと分かってはいても、口では否定するしかないんでしょうね。







・サラ
なぜあんなこと、なさるのか。ラクス様って本当はそういう方ではありませんでしょう?
ラクス様という方は、常に正しく平和を愛し、けれども必要なときには私達を導いてともに戦場を駆けてもくださる。そんなお方です。
だから私達もお慕いするのです。そうでないラクス様なんて、それは嘘ですわ。嘘?私は大戦の折からずっと、議長のお側で頑張ってくださった方こそが本当のラクス様だと思っております。ラクスの実像にかかわらず、人々がラクスに望む姿がそれということなのでしょうね。
サラは、人々が望む「ラクス」はミーアであると言った。
ミーアの働きこそが必要とされていると言った。
だからミーアはサラの申し出を受けたのでしょうね。
おそらく、サラの申し出は、ラクスを殺してミーアが本物のラクスになるということ。
もちろんサラの思惑は別にあったのでしょうが(ラクスもミーアも両方殺してしまうつもりだったのではないでしょうか)もう後がないミーアは、それに縋るしかなかったのでしょう。
かつての自分を思い出して、そこには帰りたくないと思い、アスランを思い出してもう自分を知るものなどいないと思ったのでしょうか。
頭を抱えながら息を荒くするミーアが痛々しいです。



・アスランとの再会
アスラン!?アスラン!
アスラン、あなた生きて……アスランが生きているとは思っていなかったミーアにとって、自分が罠を仕掛けて待っている場所に現れたのが、アスランだったことは大きな驚きだったのでしょうね。
自分の正体を知るアスランという存在は、ミーアにとって本当に大きかったと思うんです。
だから、議長に逆らったアスランを泣きながら見送って。
その後アスランが死んだと聞いて泣いていたのだと思います。
だが最後のチャンスだ、ミーア。だから来た。そんなミーアにアスランの突きつける選択は厳しいもので。
この時点でミーアは、自分がラクスとして生きるためには本物のラクスを殺すしかないと思いつめているんですよね。
対してアスランはミーアに、ラクスでいることをやめろと言っている。
これが最後だ、と。
ラクスを殺してしまったら、ミーアを助けることはできないと。
銃を向けられたら選択も何もないと思うのですが……。
……アスランってキラ以外にはすごく冷たかったことを思い出しました(対ニコルとか/苦笑)。
今回、アスランはミーアの説得には全くもって役立たず、白兵戦で役に立っただけで(そんなだから戦士だと議長に言われてしまうのだと、いい加減気づけ、アスラン/泣)ミーアを救ったのは結局ラクスなんですよね……。









・ラクスとの対面
そんなミーアの前に、微笑みながらラクスが現れて(ラクスがキラ以外で優しかったのはミーアに対してぐらいでは?/滝汗)。
なら、私と一緒に参りましょう?あれはあたしよ!あたしだわ!それでも、ミーアはラクスとして生きたいと望む。
必死で。
あたしがラクスだわ。だから、そうでしょう!?声も、顔も同じなんだもの!あたしがラクスで、何が悪いの!?そうして「ラクス」であることにこだわるミーアにかけるラクスのセリフは、ミーアにとっては意外なものだったかもしれません。
名が欲しいのなら差し上げます。姿も。でもそれでも、あなたと私は違う人間です。それは変わりませんわ。
私達の誰も、自分以外の何にもなれないのです。
でも、だからあなたも私もいるのでしょう?ここに。
だから、出会えるのでしょう?人と、そして自分に。個人的には「名が欲しいなら〜」の直後に、ミーアに「あなたは全てを持っているからそんなことが言えるんだわ」とでも言ってほしかったのですがそれは置いておいて。
珍しくラクスが何言ってるのか分かります(笑)。
ミーアは決してラクスにはなれないということを突きつけて。
だけどたとえラクスにはなれなくとも、ミーアという存在は確かにあって。
だからこそ、ラクスとミーアは出会うことが出来たのだと。
そして、人と出会うことで、ミーアもミーア自身と出会うことが出来るのだと。
ミーア自身と出会うということは、そこにミーアが確かにいるということで。
他でもないラクスに、ミーアはちゃんとそこにいるんだと言われて、ミーアは自分がミーアでも、必要とされる存在になれると思えたのではないでしょうか。
ただ、ミーア自身、自分が決してラクスそのものにはなれないということは分かっていたと思うんですよね。
なれないからこそ、必死で「私はラクス」と自分自身に言い聞かせていたと思うんです。
それをはっきりと否定されて、ミーア自身であることを肯定されて、もしかしたらミーアはほっとしているかもしれません。
演じることに疲れている様子も、みせていたので。
あなたの夢はあなたのものですわ。それを歌ってください。自分のために。夢を人に使われてはいけません。普段は問いかける口調ばかりのラクスが、珍しく言い切りですね。
夢を人に使われてはいけないというセリフは私は同意しませんが、つまりミーアであることを肯定されたということは、ミーアにとっては救いかもしれません。




・攻撃
直後浴びせかけられる攻撃は、ミーアがもう必要なくなったということで。
分かんない!サラしか!ただ利用されるだけのミーアには、何も知らされていなかったのでしょうね。
結局ミーアもアスランのように、殺されそうになったから、逃げるしかなかったようにも見えます。
アスランが銃を突きつけていなかったら、まだ選べたのかもしれませんが。
それとも、その後ラクスの言葉を聞いたところで、ミーアは選んでいるのでしょうか?










・死
逃げるためにキラの手をとろうとして。
だけど直後サラの銃がラクスに向けられて。
ここで撃たれようとするのがラクス以外の誰かだったら、ミーアはとっさに庇えなかったんじゃないかと思うんです。
だけどミーアを直前に救ってくれたのはラクスだったから。
ラクスだけは守りたかったのかなぁと。
本当は、ミーアが誰かを庇って死ぬのであれば、アスランがいいと思っていました(どうせラクスを庇って死ぬのだろうとは思っていましたが)。
だけど直前でミーアを救ってくれたのはアスランではなくて、ラクスだった。
だからミーアが庇ったのがラクスでも、よかったと思えました。
あたし……あたしの歌……命……どうか……忘れない、で。ミーアの代わりに、いつかラクスはミーアの歌を歌ってくれるでしょうか。
明るい優しいお顔ですわ。これがあなた?ラクスの、かつてのミーアを受け入れる言葉は、どれもミーアにとっては救いだったと思います。
もっと、ちゃんと、お会いしたかった。みんな……これは、ラクス主にアスランに向けての言葉だと思います。
別の出会い方をしたならば、もっと違う関係になれたかもしれないと(アスランの場合見向きもされない可能性が一番高くはありますが/泣)。
ミーア、やっぱりアスランのことは本気で好きだったんじゃないかなぁ……。
アスランが最後に、ミーアのために泣いてくれて本当によかったです。
ミーアをよく知っていたのは、議長以外ではアスランだけだったろうと思いますから。
ミーアを救うのに、結局「力」しか使えなかったアスランですが、ミーアのために泣いてくれて嬉しかったです。
ごめんな――ごめんなさい。
ラクスを真似たことでしょうか。
ラクスを殺そうとしたことでしょうか。
色々なごめんなさい。
最期に残す言葉なら、「ありがとう」の方が欲しいですが、「ごめんなさい」の方がミーアらしいかもしれません。
そして、ミーアのためにラクスが泣いてくれてよかったです。







・次回予告
種での予告は全くあてになりませんが、全てミーアのカットの予告は泣けます。
ミーアというタイトルになっている以上、それなりにミーアが幅をきかせる回になることを願っています(もう残り話数が5話を切っている段階で、ミーアだけで終わることは期待できませんが)。
・ミーア
ミーア、最初に登場したときから大好きでした。
一番最初のセリフは、
ずっとまってたのよあたし。あなたがきてくれるのを!でしたね。
そのときの感想で、ラクスとミーアの比較をやった記憶があります。
その次の回、
だから、今だけでいいんです、私は。というセリフがすごく切なくって、これを聞いてもっと好きになりました。
すごくけな気な子だなぁと思って。
必要と、されたかったんでしょうね、彼女は。
最初は「今だけ」でいいと思っていた。
だけど、「ずっと」を望んでしまった。
私はラクス!ラクスがいい!そう叫んだミーアはすごく悲痛で。
ミーアの昔の顔は確かにパッとしたものではなくて。
ずっと、誰からも必要とされない人生を歩んできたのかもしれません。
もしかすると、必要とされないなんてことはなかったのかもしれない。
彼女のセリフには「友達」とう言葉が出てきたから。
昔のミーアが持っていた友達。
きっと、ミーアを必要としてくれていたのではないかと思うんです。
でも彼女は、そうは感じられなかったのかもしれません。
だから彼女は「ラクス」になることを選んだ。
そうして「ラクス」になった彼女は過去を切り捨ててきたはずです。
事情を知っているのは議長とその周りの人々と、アスランぐらいで。
その状況ってすごく辛かったと思うんです。
ミーア自身が望み、ミーア自身が選んだものだとしても。
多くの人から必要とされても。
ミーアは、カナリアの羽をつけたカラスだったから。
誰もが「ラクス」を必要としてくれるけれど、彼女が本当のラクスではないことが分かった途端、誰もラクスであるミーアを必要としてくれなくなってしまう。
いつばれるか、このまま本当にいけるのか、彼女は常に不安だったはずです。
だから、最期に自分がラクスではないことを知っていて、それでもそのことを糾弾しなかった人たち(ラクスとアスラン)の側で死ぬことが出来て、それだけは救いだったかもしれないと、来週までに思えるように頑張ります(苦笑)。
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- 2005/09/03(土) 23:55:35|
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